九段アカデミーはイタリア語のあらゆる学習方法を提供します

どうして私がイタリア語を話せるようになったの？

イタリア語を学ぶなら、基礎から、そして実際に良くつかわれる表現を。
＊外国語に、あなたの人生の将来を託してみよう。外国語を知っていることだけで、視野が広く、世界が広く。
＊何やったらいいのかわからない。何もやる気がない。そんな気分になったら、外国語学習を。ここから何かが生まれる。外国語学習をやって後悔した人はいません。今使うのか、10年20年後に使うのか、それでも価値がある。今すぐにレベルアップを図りたい人は、集中学習を。30時間〜100時間を2ケ月〜半年でやればすぐに力がつきます。

＊外国語学習法について：興味のない人は飛ばしてください。
日本における語学学習のスタイルは、次のようなものです。「聞き流して覚える＝これは学習不要論・CD,DVD学習のスタイル」「日常会話から始める＝これは文法不要論に近い・一般のネイティブ専用の語学スクールのスタイル」「文法と読解を並行して学ぶ＝中高のスタイル（文法と読解に注力）・受験を目的とする」
ぞれぞれの特徴は、「聞き流し」：論外です。構文・単語・発音・文字全て異なるものを聞き流しでどうするのか？理解できない。「日常会話」：大半はネイティブの講師に直接学ぶ、という方法ですが、文法の基礎知識がない人にはお勧めできない。「文法＋読解」：これに、作文+リスニング＋スピーキングを加えて学習するのが正しい学習法です。オーソドックスだなと、思われるかも知れませんが、これが正しい。但し、中高のスピードの3〜5倍で学ぶ必要があります。文法は1年、ボキャブラリーは6年で10,000、中高でやらない作文学習を加える事。
何故オーソドックスな方法が良いのか？　欧米言語は、基礎がラテン語、ゲルマン語、ケルト語です。これらは単語は異なるが構文が似ています。欧米人がお互いの言語を苦も無く覚えるのは、この共通点があるからです。貴方が全くイタリア語を知らずに、イタリアの語学スクールに入り、同じくイタリア語を全く知らない、スペイン人、フランス人、ドイツ人、アメリカ人と同じクラスに入ったとしたら、3ケ月後には2段階以上の差がついていることでしょう。ドイツ語やフランス語の教育で有名な故佐伯智義先生は、「日本人の為のフランス語」という本を出しておられますが、これは「フランスで上達が遅い日本人の為に特別な教科書を作ってくれと頼まれたので書いた」と仰ってました。この本に、外国語上達を左右する4つの要因として、�@母国語の性格�A学習言語の性格�B学習方法�C学習者の特殊な反応を上げられています。�Cは自身若しくは日本という国などの特殊な事情環境を言うようです。この要因に従うと、日本人が英語やイタリア語を学ぶ場合には�@と�Aの違いに加え�Cの環境がとても大きいのが解ります。つまり、聞き流しや会話だけで学ぶには、これらの言語はあまりにもハードルが高いと言えます。そうしますと、もう一つの要因である�B学習方法が大変重要であり、その方法はこのような違いや環境を加味したものでなければなりません。
しかしここで思い起こすことは、嘗て言われていた「日本人は英語を読むことは得意だが、会話が出来ない」という神話（？）。実は、こんなことが言われ始めたのは昭和も40年頃から（いや第2次世界大戦前もこのような事が言われていたらしい）なのですが、その後「会話」学習を尊重した結果、日本人の英語力は更に落ちてしまったという歴史があります。つまり、会話も出来ない上に、読解力もなかったのです。でも、明治の人は読解力はありました。何故か？オランダ語や英語は漢文の素養の延長上で学んでいたからです。構文が似ていたので、単語だけ覚えていけばよかった。しかし、昭和40年も過ぎて、漢文の素養のない現代人は、読解も出来なかったのです。
日本人がイタリア語や英語を学ぶ際に、もし、単語、構文、発音、文字の一つでも共通点があったのなら、聞くだけで学習する、会話だけで学習する、単語だけをひたすら覚えればなんとかなる、などという学習方法が「効く」ことになります。が、そうでない場合は、文法（構文含む）、読解（単語力）、作文（表現力）、リスニング（耳による聞き取り）そしてスピーキング（正しい発音）を、全て学ぶしかない、これが正しい学習方法の訳です。